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 山東省は中国のやや北部よりに位置し、緯度では日本の新潟付近と同じになります。日本向けの野菜基地でもあり、 生鮮だけではなく冷凍食品、加工食品にいたるまで様々な野菜が栽培されています。 冬場の寒さは厳しく完全に土が凍ってしまいます。  この寒さのおかげで土中の殺菌ができまして農薬の使用も他の産地(暖かい)に比べると軽減できるわけです。  又冬場の寒さにより畑は休眠状態になり、 ゆとりのある作物計画がたてられるわけです。
  その山東省にある”安丘東和食品有限公司”では、95年以来白ねぎを中心に栽培していただいております。 代表は「呉 衛東」氏。彼のところは、従来のブローカー(産地商人)ではなく、弊社の考えに従って、日本式の栽培方法を取り入れ、 柔軟な発想で我々のサポートをしてくれます。畑の管理に関しても、現地農家に栽培させるのではなく、 彼の会社の社員を教育し、畑も自社で購入し、管理を徹底させています。  この辺が他社と違うところであり、他社は出来上がった作物をいくら(安い価格)で買うという取引しかしておりませんが、 弊社は、彼の農場に対し期間内にこの作物をこれくらいの量、生産して欲しいことを 前もって提案し、生産していただいております。  
 98年には国内相場が台風の影響により暴騰し、中国国内でも彼のところしか白ねぎがなかった時があり、 それ以来、中国国内の取材をはじめ、日本のNHKなどの取材も多数あり、いまやこの地区では有名な人物であります。 日本にも4,5、回来訪しており常に日本のことを勉強し、それを持ち帰り社員に実践させております。  作物は”白ねぎ”が中心ですが、今年から”長いも”の出荷もはじめます。 今からしばらく(11月頃)までは、ここの産地の”白ねぎ”などが出荷されますので、 おいしい野菜を味わっていただきたいと思います。
(文 : 大阪丸促青果(株) 福田浩司)

 




 


  上海市内から車で約1時間のところに、上海金山区の農場があります。弊社取引先の”星火農場”の隣に位置します。
 輸出野菜以外にも、果実、米、麦、油菜、花、植木などを国内向けとして栽培、育成しています。
 国営企業として新しい体制で、市場経済に沿って経営を行い、金山区の弁公室(日本でいえば、 JAにあたる)が全面バックアップをして金山区野菜技術センターの応援を受け、 金山区の中の14の鎮(市町村)に分散した56の集団農場に約3000町歩 の畑をもっています。
 種の選定から、畑の準備、栽培、農薬使用、肥料など資材などのコントロールと、収穫、加工、 販売までの全てを金山区の野菜弁公室が管理しています。
弊社取扱品目は、ブロッコリをメインに、カリフラワ、キャベツなどであります。
 2002年より上海市政府の要請で、この金山区に国内向けの カット工場を作ることに なっており、現在建築中でありますが、欧米などから最新式の機材を取り入れ、 この冬からの稼動を目指しております。もともと、ここの夏さんと、弊社取引の星火農場の張さんとは、 同級生の間柄で、張さんの農場が日本式の農業を取り入れて成功しているのを聞き、 夏さん(当時は日本向けブロッコリを栽培されていました)との取引が始まりました。

●方針 誠意を持って品質優先でのブランド作りをする。

(文 : 大阪丸促青果(株) 福田浩司)

 





 上海農工商の子会社として設立され上海市近郊に5つの国営農場をもち、その総面積は約6,500町歩に及び、その広大な面積をもとに国外向け輸出及び国内販売を致しております。
農場は、弊社従来からの取引がある”星火農場”と、上海市から、長江をはさんで向かいの島(崇明島)にある”長征農場”を中心に、日本向け生鮮野菜を栽培しております。
広大な面積を利用し、決して密度に作物を作らないゆったりした作物計画(ゆっくり畑を休ませる)を行なっています。特に長征農場においては、長江の下流(河口付近)
にあり、肥沃な土壌を活かした栽培を行なっています。
 上海市内からも約2時間程
度で行くことができ、別荘地も多いこの島には、毎週末になるとたくさんの観光客
がこられます。対外的には特に有名な観光地ではないので、皆さんはあまり行く機会がないと思いますが、現地の船着場には”栽培履歴検索システム(大地の記録) 実践農場 ” とドでかい看板があがっています。機会があれば是非どうぞ。ここでは、白ねぎをはじめ、きゃべつ、ブロッコリ、カリフラワ、などを主に栽培しております。
 時期的にはこれから冬の間の出荷となり、日本での販売状況を見ながら、輸入に至らない物は国内消費へとまわります。農薬を含め徹底管理していないとこのシステムは構築しない訳で、日本で登録のある農薬を使用することはもちろんのことですが中国でも登録がないと中国国内では販売できません。

 いつも上海など、出張に行って思うことですが、中国の人々は本当に野菜を多く食べられます。しかし一方で現地駐在員の方々や、その御家族の方などに聞くと、なかなか安心して購入できる野菜などがあまりないようで困っているとの声も聞きます。これはまさしく今、日本でおこっていることと同様であります。この点、弊社取引先の”上海農工商集団”では、小売部門(スーパーマーケット)もあり、弊社のシステムに基づき、現地においても安心してお買い求めいただける野菜作りを実践しております。特に日本向けだから厳しく栽培するのではなく、世界有数の消費国である中国で栽培するからこそ、そのように実践しなければならない、と我々は現地とタイアップし栽培しております。
 もう一ヶ所の”星火農場”は、一番最初に日本向け中国産白ねぎが栽培されたところでありまして、この業界ではそこそこ有名になってしまい、日本からも農協さんをはじめ、つい最近も当時の農水副大臣様や、農水商関係者の方々も視察にこられました。
 我々は、当時北海道などで、実践していた栽培方法(といってもなんら通常と変わりませんが)を、そ
のまま中国に移行しただけの話であって、確かに人件費や土地代は日本とは比べ物にならないくらいの差はありましたが、農薬を含め、種なども当初は、自分達で日本から持ち込み、使用していました。いつしか皆が真似をして、中国の農家の方々も輸出したほうが儲かるといううわさを聞き次々に日本向け野菜を栽培するようになりました。
 また当初弊社は現地の方々の協力を得て、現地での栽培時期は我々が住み込み、畑などの指導を行なってきました。ですのでそこには日本式の栽培のみが存在し、今騒がれているような農薬問題などは起こりようがなかったと思います。
 これからも彼らの協力を最大限得まして、皆様方に、そして中国の方々にも、安心してお買い求め頂ける野菜作りを実践してまいります。

●農場名  星火農場、農業隊、長征農場、遼原農場、有機園芸農場
     長征農場内に有機堆肥工場あり。星火農場内に育苗工場あり。
●農薬に関しては、統一の仕入れ、保管、支給のシステム。
●方針  輸出、国内販売において安全、自然、優良の作物の提供。上海市安全、衛生、優良農産品認定。
●労働人数(畑) 約300名(5農場)

(文 : 大阪丸促青果(株) 福田浩司)



 


 タイ国の首都バンコク市郊外(車で1時間くらい)に、我々の"輝く太陽”オクラは栽培しております。
今年で、栽培し始めてから20年になるなが〜い商材であります。 もとも現地の商社マンであったスラポールさんが、独立したのをきっかけに取引が始まりました。その昔はオクラ自体あまりなじみのある商品ではなく、夏はそ
れぞれ地域の地物(その当地のものを我々はこう呼んでいます)がそこそこあるくらいで、あとは高知県や、九州南部でハウス物として栽培しているくらいでした。売っている価格が高かったのともっと諸外国で安くできないかと業者を検索していたときに彼に出会いました。
 最初は日本独特の規格(まがったのはX、色が悪いのは、だめなど)をなかなか現地の人たちに理解してもらえず、規格の3倍位の大きさのものが来たり、着いた時点で腐っていたり、色々な問題がありました。 初めてから3年目くらいから軌道にのりだし、各市場の評価も日々上がってゆきまして、予想していたより価格が上がってしまって、様々な会社が真似をして始めてしまうことになりました。
 その後フィリピン産が大量に栽培されたり、現地での畑の伝染病が蔓延したりして、様々な障害がありましたが、何とか皆様に納得していただける品質、価格を確保できていると思います。
 また、弊社のオクラ(赤い太陽がマーク)は、柔らかさ、味を重視しますので、どうしても他社のものに比べると、オクラの表面に傷がつきやすくなっています。本当は見た目だけであれば表皮の固いものをパックすればよいですが、自分自身が食べてよくない、おいしくないと感じたものは販売しない主義ですので、現状はこのようになっています。
 春になると現地は雨期に入るため、出荷し続けると品質がやや落ち気味になります。本当は11月〜2月くらいが一番栽培しやすく、物も良いので寒くてオクラなんか食べない時期ですが、何日かに一回は是非食してくださいませ。 
 さて話はそれましたが、様々な諸問題を、スラポールさんの協力も得まして解決してきました。今後も皆様に納得していただけるようお互い頑張りますので、是非この太陽マークのオクラをお買い求めください。

●社名   Phol Inter Grower Co.,Ltd.
●設立   1982年
●業務内容 輸出果実 ドリアン、マンゴスチン、ランブータン、など、
        輸出野菜 オクラ、ベビーコーン、マッシュルーム
        輸出先  日本、カナダ、オーストラリア、EU諸国、スカンジナビア諸国
●特色   11月〜5月までの安定出荷   栽培履歴検索システム実践農場との契約

(文 : 大阪丸促青果(株) 福田浩司)

 

 




 


 ここは設立してまだ新しい会社です。 総経理(社長)の馬 衛兵様は、以前は 日本向け中国産白ねぎ発祥の地上海奉賀県の星火農場”の主任で、 弊社が始めて中国でねぎを試作した時の担当者でした。 それからの付き合いですのでもうかれこれ15年くらいになりますね。
 その馬さんが2002年に設立した会社です。輸出作物の中心はねぎ・きゃべつなどですが、 彼の会社は国内販売(納品)も強く、上海 市内の高級レストラン等に自社での有機栽培やさいを数多く納品しています。
 私(福田)は中国にはもう 70-80回くらい行っているのですが、一向に現地の言葉を覚えようとせず、 いつも通訳の陳さんを通じて会議とか打合せをしていますが、馬さんとはある程度日本語で通じるので、 何か弊社の支店のような感じで今もお互い交流・取引を進めています。
 彼がまだ星火農場に居た 90年前半の頃ころ、弊社も札幌(営)の久保田所長を3-4ヶ月長期滞在をさせていました。 その時に毎晩のように慰労会(お酒のみ)をしていたようで、そのかいがあって馬さんの日本が上達し、 弊社久保田所 長の中国語がうまくなったことのようです。
 工場は上海浦東空港の近く(車で5分くらい)の大変便利な所にあり、圃場(畑)も周辺地にありますので、 従来の船での輸送やさい以外にもちょっとしたこだわりもの(高級品)などはAIRで日本に輸出しています。

(文 : 大阪丸促青果(株) 福田浩司)

 





 以前の中国でのねぎの生産は夏〜冬にかけての期間限定でしたが、 2000年より夏農蔬菜果有限公司と協議を重ねて、春ねぎの出荷に成功しました。
 ここの鄭 夏桐様とはそれ以前から栽培の試作を依頼しておりまして、付き合い自体はもう10数年になります。
 元々この厦門近郊章浦地区で農産物の生産をしていた方なので、栽培のノウハウも充分理解して頂き、現在に至っております。
 現在生 産者・工場での従業員含めますと、約300名程在籍しています。この周辺の圃場は砂地が多く、 ねぎの栽培に適しています。(日本の鳥取県に似ています)
 現状ねぎだけの生産になっていますが、国産やさいの追求をさらに行ない、より良い販売環境作りを行なってゆきます。 出荷期間は 2月〜5月ですが、国産のこの時期も最も作りにくい時期(抽苔や、病気の発生が多い)です ので、 節度ある輸入を行ない、日本の販売環境を良くして行こうと常に考える我々の方針に従って、協力してくれている企業のひとつです。
 他の業者に比べお付き合いがやや短いですが、その分途中からの最新の情報管理での栽培を行なって頂いていますので、 現地での管理も徹底しております。

(文 : 大阪丸促青果(株) 福田浩司)