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私はこの業界に入って20年になります。昔の友人と会ったりする機会に業界のことを簡単に説明するのですが、
世間から見れば『食品業界は皆が必ず毎日摂取(必要)とするものだから途絶えることがないね』と言われます。
確かにコンビ二等を利用すれば時間・場所に関係なく便利・手軽に色々な食品を摂取出来る時代です。
我々も現状この要望(ニーズ)に応えるべく様々な取り組みをしていますが、
日々の大切な食事に関して・・・飽食の時代と言われていますが、それで本当に良いのでしょうか。
皆が満足できる見直しは必要ないのでしょうか。
莫大なデータをもとにロス(腐り・廃棄)なく生産されるコンビ二等の弁当類・惣菜類、
これらの原料は どのような栽培方法でどのような加工をされているのか表示のないことが多いです。
スーパーの店頭では、野菜・果実を販売する場合必ず原産地表示が義務付けられています。
しかし弁当類・惣菜類に関して現状は素材の成分表示はあっても原産地表示はされていません。
我々が輸入している中国産ねぎに関しても、店頭で表示を見て何となく抵抗がある方でも、
ラーメン店やそば屋等では何の抵抗もなしに中国産ねぎの“きざみ”を食されている現状であったり、
有機野菜がクローズアップされあちこちで見られる様になった数年前より、店頭での販売は増えていないような気がします。
なぜでしょう。
一般的には表示や、見た目であったり、価格面がまだまだ重視(消費)されているのが現状です。
しかし一方で百貨店や料理屋等では、数千円単価のこだわり弁当の販売が好調と聞きますし、
飲食店でもメニューに素材の産地名を表記する所が増えたと感じます。
有機農産物に関しても数多くの農産物がネット販売等で流通されていると思います。
そこには摂取できればいいという方と、ほんものの食を求めている方の両方の購入(消費)スタイルが存在することを
意味していると感じます。
大量な光熱を使い24時間体制で稼動させている青果物のCUT工場、外食レストランでの価格競争や、
保管の為の燃料をふんだんに使う冷凍野菜、消費者にとっては簡単に購入(消費)できるありがたい環境ですが、
果たしてこの先は?どうなのでしょう。
現在、主な輸出国である中国に関しても、様々な要因により(自国物価の上昇・為替・水不足など)現状より
輸入しにくくなるでしょう。日本という食料自給率が低い国の中で、もう少し将来を見据えた対策が必要ないのかと
ここ最近思います。
また価格面でのメリットを出す為、青果物そのものが末端段階(売価)から試算され、生産価格云々が
かき消されてしまっているのが現状です。無論これらが販売店でよく見かける『毎日低価格』などで消費者にとって
ありがたい価格ですが・・・果たしてこの先は?どうなのでしょう。
我々も数十年間に渡って輸入野菜に取組んだ経緯はスケールメリット(先々の価格提案ができる)が
国産青果物に対抗できると考えたからです。スーパーが望む毎日の低価格販売に対応する為、
コスト面で採算の合う諸外国から輸入をしてきました。
国内外の流通段階での数社が利潤をとった後に農家(生産者)への手取りが決まることがほとんどです。
工場製品でもなく天候に左右されやすい青果物が数十年前と比べても生産者への手取価格は変わっていない現状です。
これでは農家(生産者)への価格面でのしわ寄せばかりが発生しています。
この状況が続けば日本の農家数が減少するばかりか、いつの日か諸外国からの輸入青果物も減り、
現状簡単に購入(消費)できている野菜・果実を時間をかけて探さなければならない事態もありえるとここ最近思うことです。
一方でほんものを求める声も多いことも事実です。手間やコスト(価格)は少々かかるが安全性の為、
本当の味を求めて等・・・我々は両者のバランスを本来の流通であり、生産からの価格面も考慮したうえで
今後の事業を取組みたいと考えております。
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現状含め以前は価格追及が全てでありました。低価格であれば売れる!
これらの販売方法は生産者の手取金額を考えず、将来をも無視して価格追及のみに発展した商売形態です。
我々はこの形態を含め青果物に対しての評価を改めたいと考えます。
又、食の先進国であるEU諸国などの安全性や流通事例も参考にして
将来に実りある農業を見つめ直したいと考えます。
生産価格と流通価格、これらをOPEN化することで余分なリスクに伴う口銭の軽減、
数量に関しては順調に生育する場合とそれ以外の台風や長雨、または異常気象(高温・低温)など、
場合に応じた数量確保(リスク回避)が妥当であると考えます。
これらと並行し輸入青果物の取り扱いに関しても同じ考えで進めます。
今後国産青果物にも企業を上げて取組み、これまでの輸入青果物との両立を行います。
我々は輸入のメリット・デメリットも国産の生産段階での諸条件に関しても充分経験を積んできました。
その我々だからできること・・・新たな視点からの営業・提案を行いたいと考えます。
我々は2004年より国内に数十社ある同種企業をRAGとしてグループ化してきました。
今後は更に国産・輸入の両方を天候・時期を見ながらどちらが良いか判断した流通改革・提案に取組みます。
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現状の食生活にはジャンクフードがあふれています。特に若い人々には絶大な人気があります。
また一方で昨今EU諸国から発信された“スローフード”や日本でも取り上げられる回数が増えた“地産地消”などは、
現状の食生活を改善(元に戻そう)とする動きがあるもの事実です。
味・食味が良くても栄養価の少ないジャンクフードで育っている人達に、ほんものの素材の味であったり、
各地の特産物・名産品を残そうとする動きが活発化になってきました。
また、“食育”という言葉も数年前から取り上げられ、地域・機関を問わず、これらに取組む姿勢こそが
本来の食生活を取り戻す動きであり、我々もその行動を共にしなければならないと考えます。
素材の本当の味を提案できる企業であり、なおかつ彩りある食卓になるよう、お手伝いができるように取組みます。
ほんものとは、物だけでなく人も同じことだと考えます。
素材・商材の用途に応じたおすすめレシピや、ちょっとした下ごしらえで販売出来る商材の提案など、
販売している担当者自身が興味を持って青果物を取組む企業を目指します。
その知識として各品目担当者に関して調理方法や味に関する説明ができるべく、
RAGグループ内にキッチンスタジアムを新たに設置をして、旬の野菜・商材に応じた食べ頃、
ほんものの味を的確に提案できるよう取組みます。
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良く世間一般的に言われるエコという言葉・・・
企業間で繰り返し宣伝されひとつの単語になりつつあります。
我々で出来るエコとは・・・
◆流通段階における手段の選択=輸送において
航空輸送<船輸送<トラック輸送<鉄道輸送 (きゃべつ1コあたりの流通で使用する燃料の多い順で列記)
◆使用する資材=トレー資材<ラップ資材<袋資材<紙資材 (とまと1コに使用する資材のうち、資材作成時に
使用する燃料の多い順に列記)
更には燃焼時の環境へ考慮し、ごみの軽減の提案(CO2の排出削減に向けて)これらを計画段階から進め取組みます。
確かに、食事を作る時間があれば他に色々やらなければならない(できる)環境は充分考慮できます。
“家には包丁がないから・・”などと何もかもCUTした野菜や果実、レンジで簡単に食べれる食品など・・・だけでなく、もう少し生産を理解しながら、毎日の食生活の送れるような提案
をして行きます。
何もかも我々の企業だけでは出来ることではありません。少しづつでも1歩づつでもまずは我々の意識が
この環境を含めて変わって行けば後世にとっても実りある日本になってゆくのではないでしょうか。

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